BirdFrame · 無料ツール

野鳥撮影のリーチ計算ツール

鳥はどれくらいの大きさで写るのか。カメラ、レンズ、距離を選ぶと、鳥にかかるピクセル数、フレームに占める割合、フル解像度のまま残るトリミングの大きさがわかります。

あなたの機材

–ピクセル(鳥のくちばしから尾まで)

縮尺どおりに描いています。点線の枠は、鳥が幅の半分を占めるトリミング範囲です。

鳥を囲む枠(推定)
鳥が幅の半分を占めるトリミング

枠の推定:鳥を囲む枠の高さを、鳥の全長の約0.6倍と仮定しています。

無料の計算ツール:BirdFrame(何千枚もの野鳥写真を一度に、元のフル解像度のままトリミングする Mac アプリ)

計算の方法

薄肉レンズの式を使っています。センサー上の鳥の像の大きさは、鳥の全長 × 焦点距離 ÷(距離 − 焦点距離)で、焦点距離にはテレコンバーターの倍率を掛けます。鳥にかかるピクセル数は、この像の大きさにセンサー幅1ミリあたりの画素数を掛けたものです。カメラの数値は各メーカーの公表仕様、鳥の全長は主に日本野鳥の会「BIRD FAN」の値(幅があるものは中央値)です。

結果は最良の場合の目安です。鳥がこちらを向いている、近距離で焦点距離がわずかに短くなるレンズを使っている、ピントが甘いといった場合は、使えるピクセルは少なくなります。

よくある質問

なぜ写真の鳥はこんなに小さく写るのですか?

フレームが鳥よりずっと広いからです。600 mm で 20 m 先を撮ると、フルサイズのセンサーに写る範囲は幅約 1.2 m です。全長 25 cm の鳥はフレームの幅の約5分の1にしかならず、鳥を囲む枠はフレームの約4%です。それでも 4,500 万画素のカメラなら鳥の長さは約 1,760 ピクセルあるので、トリミングが生きてきます。

テレコンバーターとトリミング、どちらがよいですか?

テレコンバーターは焦点距離を伸ばすので、1.4x なら鳥にかかるピクセル数は約1.4倍(面積では約2倍)、2x なら約2倍(面積では4倍)になります。代わりに光を失います。1.4x で1段、2x で2段暗くなり、どちらも画質がわずかに落ち、AF が遅くなることもあります。トリミングはピクセルを増やさず、フレームの残りを捨てるだけです。シャープなレンズで光が十分なら、たいていテレコンバーターのほうが細部まで記録できます。暗い場面や陽炎が出ているとき、またはやや甘いレンズでは、テレコンなしで撮ってトリミングしても同じくらいになることがあります。

APS-C のカメラのほうが「寄れる」のですか?

鳥が大きく写るわけではありません。レンズがセンサーに結ぶ像の大きさは、どのセンサーでも同じです。変わるのは、その像にかかるピクセル数です。Canon EOS R7 は 22.3 mm のセンサー幅に 6,960 ピクセル(1ミリあたり約312)、Canon EOS R5 は 36 mm に 8,192 ピクセル(1ミリあたり約228)を並べています。そのため同じ焦点距離・同じ距離なら、R7 のほうが鳥にかかるピクセル数が約1.37倍になります。フルサイズ機の APS-C クロップはピクセルを増やしません。フレームの周りを切り落とし、小さくなった画面の中で鳥が大きく見えるだけです。

どこまでトリミングしても、プリントできますか?

近くで見るプリントをシャープに仕上げる目安は 300 ppi(1インチあたり300ピクセル)です。この場合、A4(21.0 × 29.7 cm)には 2,480 × 3,508 ピクセル(約870万画素)、L判(8.9 × 12.7 cm)には 1,051 × 1,500 ピクセル(約160万画素)が必要です。離れて見るプリントなら 200 ppi 以下でもきれいに見え、画面で見るならさらに少なくて済みます。幅 1,920 ピクセルあれば、フルHDの画面いっぱいに表示できます。計算ツールでは、鳥が幅の半分を占めるトリミングを 300 ppi でプリントしたときの大きさを表示します。

距離を変えると、どうなりますか?

鳥の像は距離に比例して小さくなります。距離を半分にすると、鳥にかかるピクセル数はほぼ2倍、面積では4倍になります。2x テレコンバーターとほぼ同じ効果で、しかも光を失いません。距離が2倍になれば、ピクセル数は半分です。新しいレンズよりも、フィールドでの工夫やブラインド、そして根気が効くのはこのためです。

なぜ元のフルサイズの写真からトリミングするのですか?

鳥にかかる1ピクセル1ピクセルが大切だからです。トリミングの前に写真を縮小すると、鳥も一緒に小さくなります。2,400 万画素の写真を幅 2,048 ピクセルに縮小すると、残るピクセルは約12%。長さ 1,000 ピクセルだった鳥は、約340 ピクセルになってしまいます。まず元の写真からトリミングし、必要ならそのあとでトリミングした画像を縮小しましょう。

この計算ツールをあなたのサイトに追加する

どのページでも無料でお使いいただけます。計算ツールを置きたい場所に下のコードを貼り付け、その下のリンクは残してください。

こちらも無料:連写ピッカーで、連写の中から鳥がいちばんシャープな1枚を見つけられます。

こちらも無料:シャッター速度計算ツールで、飛ぶ鳥の羽先が何ピクセルぶれるか、羽を止めるシャッター速度がわかります。

カメラ別の目安:EOS R7 · EOS R6 Mark II · Z8 · α7 IV · OM-1 Mark II

何千枚もの野鳥写真を、一度にトリミング。元のフル解像度のまま。BirdFrame は、フォルダや Apple の「写真」のアルバムから鳥を見つけ、一羽ずつ Tight・Balanced・Wide(きつめ・標準・ゆったり)でトリミングする Mac アプリです。トリミングはすべて元のフルサイズの画像から切り出すので、縮小も生成もありません。1回50枚まで無料、それ以上は1回限りの購入(買い切り)です。Mac App Store、macOS 15 以降。※ アプリの画面は英語表記です。